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AGA治療薬プロペシアは前立腺がんの確率を下げる?

AGAは額の生え際や頭頂部などの髪の毛が細く短くなり、次第に毛は薄くなりAGAが進行すると髪の毛は生えなくなってしまいます。DHT(ジヒドロテストステロン)という男子ホルモンの一種が原因とされ、DHTは5α還元酵素という酵素によって男性ホルモンから作られます。DHTが多く存在している部分は、髪の毛の成長が阻害されヘアサイクルが短くなり、細く短い毛が短期間で抜けてしまいます。
AGA治療薬のプロペシアは、5α還元酵素を抑制して、男性ホルモンのテストステロンからDHTへの変化を阻害して、ヘアサイクルの成長期の短縮を改善することが期待できます。ヘアサイクルの成長期を改善できるため、太く長いしっかりとして成長期の髪の毛を増やすことが出来ます。プロペシアの服用は成人男性のみで、女性や未成年は服用できません。
プロペシアはAGAに効果を発揮しますが、服用することで前立腺がんの発症予防につながる可能性があると英国の医学誌が18年間にわたる対象の追跡調査報告があります。55歳以上の前立腺がんの有無を調べるPSA検査で、プロペシアの有効成分フィナステリドを服用した場合には前立腺がんの発症率は明らかに低くなりました。特に悪性度が低い前立腺がんの発症率が低く、43%の予防効果が認められています。進行スピードが速い高悪性度前立腺がんでは発症数は多くなっており、どちらも死亡率には差はありません。
プロペシアの有効成分のフィナステリドはAGA治療には効果的ですが、服用者は血液検査でPSA値が低く出やすいため、前立腺がんの見落としにつながり死亡率もあがる可能性が高くなります。そのためフィナステリドを服用している患者にPSA検査を行う際には、少なくとも検査値を2倍にする必要があります。
AGAで薄毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)は毛母細胞に影響して髪の毛の発毛を抑制しますが、前立腺上皮細胞のPSAの産生を促します。プロペシアの有効成分のフィナステリドを服用することでDHTが減ることでPSA値も減少してしまいます。
AGA治療でプロペシアを服用することで薄毛の悩みは改善されることが期待できますが、血液検査をしてもPSA値が低く出るため、前立腺がんの見落としになる可能性があります。見落としにならないようプロペシアを服用している際に検査を受ける場合、事前に服用していることを医師に伝えることが見落としを防ぐことにつながります。